Korea-Japan Economics Seminar への参加

活動記録
Author

磯村健斗

Published

February 2, 2026

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山﨑ゼミ(学部)は2025年11月22日に韓国ソウルの高麗大学にて開催されたKorea-Japan Economics Seminer(以下KJES)に参加し、この記事の執筆者であるゼミ生の磯村が”Resilience to Natural Disaster Shocks: Evidence from East Japan Great Earthquake”を発表しました。

1 概要

KJESは日本と韓国の大学の学部生が研究発表を行う30年以上続くセミナーで、今回は日本から5校(京都大学・東京大学・慶應義塾大学・早稲田大学・学習院大学)、韓国から4校(ソウル国立大学・延世大学・高麗大学・梨花女子大学)が参加し、それぞれのゼミや研究会から開発、都市、貿易、観光、契約理論など様々なテーマの研究について発表がありました。各発表の後の質疑応答の後には、学生から絶え間なく活発に質疑が飛び非常に熱量の高い発表会でした。

発表会の後には高麗大学近辺の飲食店でアフターパーティーがあり日韓の他大学の学生や先生方と交流を深めることができました。

2 感想とTips

ここからは、来年以降このKJESに参加するかもしれないゼミ生に向けて参加した感想とTipsのようなものを記していこうと思います。
今年は1人での参加だったため、複数人のグループ研究になるだろう来年以降とは事情が異なる部分が多いかもしれませんが、参考になれば幸いです。

2.1 発表準備

多くの未来のゼミ生にとって、このインゼミは英語で20分も話し10分間も質疑応答に応える初めての経験なのではないでしょうか。私自身も、KJESまで英会話の経験はあっても英語でまとまった時間発表し、質疑に応える経験はありませんでした。そこで私が今回行ったいくつかの方法を記しておきます(全然ベストプラクティスではないと思います。)。

  • スライドの作成
    発表スライドについてはHow to Give an Applied Micro Talkを参考に作成しました。その他にも、多くの経済学研究者が自身の研究発表スライドを公開しているので、自分の研究分野(Urban, Devなど)に近いものを探して参考にするといいと思います。とはいえ、初めはヘンテコなものを作ってしまったので、先生に指導をしてもらいながら修正するのみでした。また、ペーパーも書くと思うので、そこから抽出する形で各スライドの内容はできるのではないかと思います。海外での発表ということで日本では常識のように思える背景(地名、災害名など)もしっかりと説明が必要なのにも注意がいります。

  • 原稿
    今回の発表会においても、原稿をその場で読むスタイルの発表もいくらかありましたが、できればナチュラルな説明をその場でしたいものです。しかし残念ながら私の英語力はそれには足りません…ということで、今回はスクリプトを作って、暗記するという手法を取りました。

    スクリプトは、スライド番号ごとに段落を分けてそのスライドで言いたいことを順番に記していくことで作っていきます。

    (例)Slide 5
    Before proceeding to the main analysis, I would like to briefly situate this study within the broader context of spatial economics…

    全体として統一感がありそうなスクリプトができたら、視認性が高そうなフォントにしてpdfにします。ここまでできたら自動読み上げアプリに作成したpdfを渡して、手元には紙のコピーも用意し、電車の中、飛行機の中、ホテルの自室などでひたすら聴きます。私はSpeechfyを使いました(無料期間が5日ほどで、解除を忘れるとn万円の年間サブスク料が支払われてしまうので気をつけましょう)。こうした読み上げアプリは、スクリプト全体の自動読み上げ時間を表示してくれます。体感ではこの自動読み上げ時間が発表時間の半分ほど(20分の発表であれば10分)であれば自分で余裕を持って発表するのにちょうど良い分量なのではないかと思います。

    一言一句スクリプト通りに暗唱する必要はないと思いますし、むしろそれを目指すとぎこちなくなるかもしれませんが、図の説明など伝わりやすい表現にこだわった箇所は正確に言えるまでになるとよかったなと表います。 あとは身振り手振りも加えてひたすら練習あるのみだと思います(私は準備が遅くあまり練習できませんでした)。

2.2 当日

  • 発表
    ステージに立てば意外と緊張しないという説があります。

  • 質疑応答
    他グループの発表への質疑応答を聞いていると、英語が聞き取れなかったり、内容がわからなかったりしてとても焦ったのですが、自分の研究発表への質問は自然と英語でも聞き取れました。なのでそこもなんとかなるかもしれません…
    質疑応答では有益なコメントを貰えると思うのでそれをメモするための紙とペンを発表台に持っていくとよかったなと思っています。

  • 昼食
    発表会の途中に昼食を食べる時間があります。今回は大学ごとに分かれて食事をとっている感じがありましたが、せっかくの機会なのに勿体無いので他の大学の人のところに勇気を出して行って仲良くなるといいと思います(私は1人だったので強制的にこれになりました)。

  • 懇親会
    全ての発表が終わった後に、懇親会で日本の他大学の人や韓国の大学の人と交流する機会があります。ここでもいろいろなテーブルを回っていろいろな人と話すときっと楽しいと思います。今回驚いたのは二次会のパブのようなところで韓国の大学の学生がわざわざ私のところに来て、研究発表の内容について詳しく質問をしてくれたことです。自分の発表へのリアクションをもらえたり、同年代の似た興味を持つ人たちと交流するのは、進路について情報を得たり、モチベーションや達成感を得たりする面でとても重要なのだと感じました。

2.3 その他

  • 当たり前かもしれないですが、準備は早くからした方が良さそうです。
  • 当たり前かもしれないですが、韓国の宿や飛行機の予約も早くからした方が良さそうです。今回は連休と被っていたので価格が高騰していて尚更でした。
  • 現地のICOCAのようなカードを買うときにVisaカードが使えず困ったのでその辺りも事前に十分調べておけるといいと思います。
  • 最初からコードを綺麗に整理して管理しておかないと、後で大変なことになります…